HARUNA TAKAHAMA鷹濱 春奈
動物たちのやさしいまなざしを描く
日本画のすばらしさ…
顔料を一色ごとに膠を丁寧に指で溶くなど、筆を取るまでにとても時間がかかります。顔料と膠の比率、溶き方でも発色が違ってくるので、いつまでも新しい発見があります。そういった奥深さ、表現の幅の広さが日本画の魅力だと思います。
描き続けたいと感じているモチーフ…
動物などの生き物たち。人とは言葉でコミュニケーションを取ることができますが、動物はその動き、瞳で訴えてきます。そこから彼らは今何を考えているのかなど、推察したり想像したりすることができ、そこが面白く感じます。
作品を通して伝えたいこと…
対象の生き物を観察する中で感じる存在感、視線の力強さなど、私自身が感じた彼らの姿を表現していきたいです。彼らの特有の表情、動きから物語を想像し、その存在を絵にしたいと思います。
鷹濱 春奈
《作家略歴》
- 1988
- 兵庫県生まれ
- 2017
- 東京藝術大学大学院 美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復研究領域(日本画)博士 後期課程修了 博士号(文化財)取得
東京藝術大学COI拠点特任助手(~2019) - 現在
- 京都芸術大学通信教育部日本画非常勤講師
日本美術院 院友
《主な展示、受賞歴》
- 2013
- 春の院展 初入選
再興院展 初入選
佐藤国際文化育英財団 第23期奨学生 - 2014
- 修了制作大学美術館買い上げ賞
- 2015
- 第7回前田青邨記念大賞展 奨励賞
有芽の会 日本更生保護女性連盟会長賞 - 2016
- 三菱商事アートゲートプログラム2016年度奨学生
- 2017
- 第51回レスポワール新人選抜展/鷹濱春奈(銀座スルガ台画廊)
- 2018
- 「無窮の会」(三越日本橋本店)
芳泉文化財団文化財保存学(日本画)助成 最優秀研究賞受賞
日本画解放区展(Bunkamura Gallery)(~2021) - 2019
- Seed山種美術館日本画アワード入選
「楚楚-ものいう花-」(三越日本橋本店)
立命館大学茨木キャンパス分林記念館能舞台「松図」制作 - 2020
- 個展(Bunkamura Box Gallery)、個展(大丸神戸店)
- 2021
- 個展(そごう横浜店)、個展(西武池袋本店)
- 2022
- 個展(三越仙台店)、個展(Bunkamura Box Gallery)
その他 グループ展多数 - 2023
- 第十回郷さくら美術館桜花賞展 奨励賞