YUKI YATSU谷津 有紀
古典・伝統をベースに、”今”を描く
古典的な画題の本質とコロナ禍での祈るような想いがオーバーラップしたことがきっかけで、「見立て絵」の手法を取り入れた作品制作を行うようになりました。
古典的な技法やテーマを媒体としながら今の世界と対話し、世界観を構築しています。
時とともに変わること、変わらないこと、様々です。
「日本画」の定義は拡張され続けた果てに、個々人の信念に帰結する気がしています。
作家ごとに答えがあり、その答えを他者が否定できるものではないでしょう。
ひとつ発信するとしたら、「日本画」の材料や道具は、扱いが難しく、高度な専門性が必要です。そのような「日本画」の素材を選び、自分の表現を追求していく作家層を包括的に捉える視座はあって良いと思っています。
谷津 有紀
《作家略歴》
- 1989
- 茨城県生まれ
- 2011
- 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻 入学
- 2015
- 東京藝術大学卒業・修了作品展(東京都美術館)
東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻 卒業
東京藝術大学大学院美術研究科修士課程文化財保存学専攻 入学 - 2016
- 第71回春の院展 入選(日本橋三越・東京)
平山郁夫文化芸術賞 受賞
東京藝術大学安宅賞 受賞 - 2017
- 東京藝術大学卒業・修了作品展(東京藝術大学大学美術館)
修了制作・研究 公益財団法人芳泉文化財団 助成
第72回春の院展 入選(日本橋三越・東京) - 2018
- 第103回再興院展 入選(東京都美術館・東京)
- 2019
- 博士審査展(東京藝術大学大学美術館)
- 2020
- 東京藝術大学院文化財保存学専攻保存修復日本画博士後期課程修了(学位取得)
博士制作・研究 公益財団法人芳泉文化財団 助成 - 2021
- 第8回 トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展 入選
- 現在
- 東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復日本画 助教
個展、グループ展 多数