ロバート・ハインデルとバレエアート展フレッチャー・シブソープ、トッド・ハインデル、大河原典子、古河原 泉、坂本藍子、繭山桃子
「バレエダンサーは人間が到達し得る最高の美的領域」と語り、世界のバレエ団のダンサーの躍動の一瞬を描き「現代のドガ」と言われたロバート・ハインデル。
画家にとって、バレエダンサーは、その魂を揺さぶる創造の源です。
ロバート・ハインデルの偉大な才能を受け継いだ息子トッドは、近年、バレエダンサーを描いた作品も手掛け、表現の幅を広げています。
英国で活躍しているフレッチャー・シブソープは、静謐な女性像を描くとともに、英国ロイヤルバレエ団のダンサーたちの美しい動きの瞬間の作品も描いています。
東京芸術大学 博士課程を修了し、鎌倉女子大学で准教授としても活躍する日本画家の大河原典子は、男性ダンサーのダイナミックな動き、浮遊感を表現したいと、絹本にモダンな色彩で描いています。
新しい女性像を描き続ける古河原泉は、全身で芸術を生み出すバレエダンサーたちの「何か」に魅力を感じキャンバスにとらえています。
光と影の中に自身の内面を反映させた静謐な日本画を描く坂本藍子は、妖精のようなその美しさに感動し描きました。
日本画家として院展で毎年入選を果たす繭山桃子は、バレエを描くためのアプローチとして、「物語」そのものに焦点を当て、作品を理解しようとする中で生まれるイメージを描くと語ります。
今展では、それぞれの作家が感じたダンサーの美しい瞬間が描かれた原画・版画約30点を展示いたします。
ロバート・ハインデル
「ウォール」 シルクスクリーン 67×125㎝
トッド・ハインデル
「ダンサー フロム ‘飛鳥’」 油彩 キャンバス 73×48cm
フレッチャー・シブソープ
「ロイヤルバレエステューデントⅢ」油彩 木炭 ドローイングフィルム 52×60㎝
INFORMATION
会期:2021年4月20日〔火〕~26日〔月〕 午前10時~午後8時
(最終日は午後4時閉場)
会場:そごう横浜店6階=美術画廊
〒220-8510 横浜市西区高島2-18-1 電話 045(465)5506直通