ロバート・ハインデルの日本での最初の展覧会は、1993年に行われた「英国ロイヤルバレエ団来日記念　ロバート・ ハインデル展」でした。以来30年にわたり、公立美術館や、美術画廊で展覧会を開催してきました。
本展のサブタイトル「モダンリアリズム」の「モダン」とは、現代という意味もありますが、カッコいい、おしゃれ、センスが良いという意味もあります。ハインデルがキャンバスに切り取った、スピード感、躍動感、感情の機微、それらをより感じさせる画面構成、色彩はモダンそのものです。
本展では、初期から晩年のバレエ作品を含め原画、版画約20点を展示いたします。
ハインデルが一貫して描いてきたダンサーの心の揺らぎ、躍動の一瞬、そして崇高な精神性に触れていただける展覧会です。

また、今展では、1995年サンフランシスコ バレエ団に所属していたデイビット・ビントレーが振り付け、演出をしたバレエ『ダンス・ハウス』の舞台美術と衣装デザインをハインデルが担当しましたが、その衣装デザインの原画を特別展示いたします。

「アン・ドゥ・トワ」ジクレ版画　41×58cm

「パ ドゥ ドゥ イン リハーサル」ジクレ版画 51×51cm