ハインデルが「ダンス・ハウス」のために描いた原画の資料約20点も展示いたします。

ビントレー・バレエとロバート・ハインデル

2001年にCBE（大英帝国勲章）を受勲し、2010年には英国ローレンス・オリビエ賞にノミネートされるなど、舞台芸術大国英国を代表する演出・振付家であり、現在、世界でも数少ない全幕バレエのクリエーターでもあるデヴィッド・ビントレー氏。
世界の絶滅危惧種が、コミカルな中にも環境問題への関心を問いかける『ペンギン・カフェ』の仕事を通して培った信頼は、時を重ねる度に互いの感性を刺激する交流となり、ハインデルは、どんなに多忙でも大西洋を渡りビントレー氏が創る新作バレエのリハーサルには顔をだした。『ダンス・ハウス』『カルミナ・ブラーナ』『アーサー』『プロテクティング・ベール』など、ビントレー氏のオリジナル・バレエの真髄までをも捉えた作品群は、絵画で見る「ビントレー・バレエ」であり、互いの信頼と尊敬を基に出来上がった友情の結晶である。