「今回の個展にあたり、いくつかのお祭りを取材しました。コロナ禍での自粛を経て、復活したお祭りの活気は、五感での人と人との結びつきを思い出させてくれました。私が古典に由来する画材や技法に愛着が湧くことと、世代を超えて受け継がれてきたお祭りに魅力を感じることには、似通う部分があり、多様な価値観に溢れた現代において自分をマッピングできるエッセンスなのかもしれません。」谷津有紀

1989年茨木県生まれ。2020年　東京藝術大学院保存修復日本画博士後期課程修了。
個展の他、将棋のトーナメントのキービジュアルや、《ユナイテッドアローズ　麻布台ヒルズ》オープン記念ノベルティのための原画制作など、企業などとのコラボレーションにより、さらなる活躍を続ける谷津有紀。
今展では、「まつり」をテーマに、古典的なモチーフや技法を用いつつも、現代社会を浮き彫りにした遊び心あふれる日本画をご紹介いたします。

作家来場※予定：8月10日（土）、11日（日）、12日（月・祝）13時～17時

「おまつり、目出鯛」F6